悪しき者の言葉は、人の血を流そうとうかがう、 正しい人の口は人を救う。
愚かな者の言葉は自分の背にむちを当てる、 知恵ある者のくちびるはその身を守る。
わが民のうちには悪い者があって、 鳥をとる人のように身をかがめてうかがい、 わなを置いて人を捕える。
彼らの足は悪に走り、 罪のない血を流すことに速い。 彼らの思いは不義の思いであり、 荒廃と滅亡とがその道にある。
ついては、あなたがたは議会と組んで、彼のことでなお詳しく取調べをするように見せかけ、パウロをあなたがたのところに連れ出すように、千卒長に頼んで下さい。われわれとしては、パウロがそこにこないうちに殺してしまう手はずをしています」。
彼をエルサレムに呼び出すよう取り計らっていただきたいと、しきりに願った。彼らは途中で待ち伏せして、彼を殺す考えであった。
夜が明けると、ユダヤ人らは申し合わせをして、パウロを殺すまでは飲食をいっさい断つと、誓い合った。
正しい人の考えは公正である、 悪しき者の計ることは偽りである。